2020-11-20 第203回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
昨年十一月には、昭和四十年七月洪水と同規模の洪水を目標に十の治水対策案を取りまとめましたが、その中で最も効果の大きい十七か所の遊水地を中心とした対策案を実施した場合でも、今回の豪雨における人吉地点のピーク流量は毎秒約五千五百立方メートルと算出されました。
昨年十一月には、昭和四十年七月洪水と同規模の洪水を目標に十の治水対策案を取りまとめましたが、その中で最も効果の大きい十七か所の遊水地を中心とした対策案を実施した場合でも、今回の豪雨における人吉地点のピーク流量は毎秒約五千五百立方メートルと算出されました。
その中で、複数の治水対策案の立案をいたしまして、その中から、このダム案が適当、適切であるというお答えをいただいているところでございます。 今後とも、このダム検証の対応方針に沿いまして、引き続き着実に事業を進めてまいりたいと考えているところであります。
複数の治水対策案を立案するということで、「各治水対策案は、河川を中心とした対策に加えて流域を中心とした対策を含めて幅広く検討することが重要であり、様々な方策を組み合わせて立案する」ということで、その立案した概略評価による治水対策案を抽出して二つから五つ程度の案をつくって、治水対策案を評価軸ごとに評価する。
城原川ダムの検証は、九州地方整備局において五月十八日に第一回目の検討の場を開催し、所要の安全度を確保できる複数の治水対策案をお示ししたところでございます。 今後、これらの治水対策案につきまして、コストを始めとする七つの評価軸により総合的な評価を行い、最適案を選定いたします。その上で、九州地方整備局の事業評価監視委員会や本省の有識者会議の御意見を聞いた上で対応方針を決定することとしております。
有識者会議により示されました中間取りまとめに沿って、複数の代替案、治水対策案を検討し、立案、抽出し、そしてパブリックコメントを実施して、いただいた意見について今整理を行っているところでございます。
ダム事業の検証については、幅広い治水対策案を検討し、さまざまな評価軸による評価を行うなど、予断を持たずに進められてきていると考えており、引き続き、中間取りまとめに沿って検証を進める所存であります。
今後は、この新たに設置をした幹事会を活用しつつ、できるだけ早く治水対策案がまとめられるよう進めてまいりたいと考えているところでございます。
また、「コスト」と並んで重要な評価軸として「安全度」が考えられるが、治水対策案は河川整備計画において想定している目標と同程度の目標を達成することを基本として立案することから、一定の「安全度」を確保することを基本として「コスト」を最も重視することとする。 と書いてあるんですよ。六十一ページ。これが総評だから、これはかなり大きな、重要な部分なんですよ。
「今後、この「中間とりまとめ」に示した共通的な考え方に従って、個別のダム事業が点検されるとともに、幅広い治水対策案を立案し評価されるプロセスを経て、予断を持たずに検証が進められ、必要な安全度を確保しつつも、よりコストが低い治水対策案が見出されることを強く求める」、こういうことでございまして、安全度、コスト、実現性、持続性、柔軟性、地域社会への影響、環境への影響、こういうことをきちっと評価しなさい、こういうことでございます
これ皆さんお持ちでなくて恐縮ですけれども、「治水対策案は、河川整備計画において想定している目標と同程度の目標を達成することを基本として立案する。」って、これはもう駄目なんです。 今申し上げたように、基本方針までさかのぼらねばなりませんし、整備計画なんというものは二十年とか三十年とかしか考えていないんでしょうからね。
それから、いろいろ細かいことに入る前に、大きな問題として、理念の中で、これ十三ページでしょうか、「治水対策案は、河川整備計画において想定している目標と同程度の目標を達成することを基本として立案する。」と。河川整備計画とリンクしているように書かれている。その次のページでも、評価に当たっては、現状における施設の整備状況や事業の進捗状況を原点として検討を行うと、河川整備計画策定時点と書いていますね。
この設楽ダムに限らず、政権交代後でございますけれども、税金の使い道を大きく変えていくということの考え方の下で、できるだけダムに頼らない治水ということで政策転換を図っているところでございまして、我々としては、今後の治水対策のあり方に関する有識者会議、この中で具体的な治水対策案の立案手法とか新たな評価軸の検討などをしております。
穴空きダム建設による効果については疑問視する声もあり、新幹線開業を急ぐ余りダム建設を拙速に進めることは避けなければならないわけでありますけれども、穴空きダムを始めとする今回の治水対策案の効果や安全性について検証、説明を行うなど、地元住民の納得を得るための努力を尽くして、北陸新幹線、二〇一四年度開業を目指して全力を尽くすことが重要であるかなというふうに思っております。